白いカレーの作り方

白いカレーってどうやって作るの?

この間テレビを観ていると、白いカレーが紹介されていました。
カレー=茶色のイメージがあるので、なんとも不思議な感じでした。

面白そうだったので、自分でもさっそく作ってみようと思いました。

できたのが、こちら ↓


  タラとヨーグルトのホワイトカレー

白くて美味しいカレーを作るためのポイントを項目分けして挙げてみます。

〇スパイス
白なので、色を付けるスパイスは使ってはいけません
香りをつけるスパイスと辛味をつけるスパイスのみを使用します。
香りのスパイスはお好みで。
辛味を加えたいなら、赤唐辛子系以外の、ペッパー、ジンジャー、花椒などがいいと思います。
(追記:Instagramのtoshi753さんから、青唐辛子なら色を付けずに、唐辛子系の辛味を付けられことを教えていただきました。ありがとうございます!)

〇材料

材料も色素を持つものは使ってはいけません
トマトには、リコピンという赤い色素が含まれているので使えません。

たんぱく質は、肉なら、牛は黒味があるので適しません。
鶏肉と豚肉は白っぽいのでなのでよさそうです。
魚も、赤身ではなく白身の魚。
豆は少し黄土色っぽいですが、黄色系は許容範囲が広いので使えそうです。

そして、白さを加える材料を入れます
牛乳、ヨーグルト、豆乳、ココナッツミルクがいいです。
乳製品に白い色素が含まれているわけではありませんが、乳化作用で白く見せてくれます。
さらにうま味も足してくれます。

〇調理

調理するときに特に気を付けるのは、玉ねぎの炒め方です。
茶色くなるまで炒めないこと!
透明になった程度で炒めるのをやめます。

〇うま味
カレーのうま味の中心のトマトが使えないので、うま味を足してあげた方が美味しくなると思います。
使う材料とのバランスを考えて、
グルタミン酸を加えたいなら、昆布だしや野菜だし
イノシン酸を加えたいなら、鶏だしや鰹だし
を入れるといいと思います。

今回は「白」でしたが、色素のことを理解すれば、美味しそうかどうかは別として、色とりどりのカレーができそうです。

 

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