スパイスカレーの『乳化』について②~スパイスカレー『乳化』した方がいいの?~
スパイスカレーは『乳化』させるべき?
『乳化』は、スパイスカレーで考えた場合は必要なのでしょうか?
世にあるカレーを見てみたいと思います。
欧風カレー→乳化
インドバターチキンカレー→乳化
タイグリーンカレー→微妙
ミャンマーカレー→非乳化
スープカレー→乳化>非乳化
スパイスカレー→乳化>非乳化
世にあるカレーには、『乳化』されているものが多いですが、表面に油の層がある『非乳化』っぽいカレーもありました。
『非乳化』っぽい、というのは、油の下の層が『乳化』されているように見えるからです。
かなり『非乳化』のミャンマーカレーは、油の量がすごく多いという特徴があります。同じく『非乳化』寄りのコロンビア8 さんのカレーも、同じく油が大量に使われています。ちなみに油の割合が高いと『乳化』が起きにくいという科学的根拠もあります。
カレーの油には、スパイスの香り成分が溶け込んでいます。その香りを全体に均一に広げたいのなら、『乳化』させる。口の中に入れたときに際立たせたいのなら、『非乳化』のままにしておく。
南インドカレーで最後にテンパリングした油を入れるというのが、まさにそれですね。また香りだけでなく、食感も『乳化』『非乳化』では変わってくると思います。
表題の「スパイスカレーに乳化させるべきなのか?」に対しての答えは、
「作る人の自由!」
ということになりそうです。
では、スパイスカレーを作るときどのようにすれば『乳化』『非乳化』を作り分けることができるのでしょうか?
前回のスパイスカレーの『乳化』について①~乳化の必要性は?~へは、このリンクをお使い下さい。
“スパイスカレーの『乳化』について②~スパイスカレー『乳化』した方がいいの?~” に対して1件のコメントがあります。