自分好みのカレーを見つける！

スパイスカレーを作りたいけど、何から始めればいいのかなぁ？

今回の記事は、これからスパイスカレーを始めてみようと思っている方に向けて書きました。その中でも、自分でお店より美味しいカレーを作りたいというストイックな想いを持たれている方に焦点を当てています。

お伝えしたいことがたくさんあるので、数話に分けてお話ししたいと思います。私のこれまでの経験から感じたことをお伝えして、それが読んでくれた人の役に立ってくれれば嬉しいなと思います。

まず自分好みのスパイスカレーを目標にする！

まず自分の好みのカレーを見つけて、それを目標に設定します。目標を持つことで、カレーを作るたびに課題が見つかるからです。次々に現れる課題を乗り越えていくことで、自分好みのカレーに近づいていけると思います。

以下、私がスパイスカレーに目覚めてから経験した現在までの流れです。

ある日、スパイスカレーを作ってみたいと思い立ち、インターネットを調べました。いくらでも情報があるので、初めて作る自分でも簡単に作ることができます。

でも、いろいろなレシピがあり、作り方も様々でどれが正解なのかが分かりません。あふれる情報の中から自分好みスパイスカレーを作るために、必要なものを選択するのがすごく難しいです。とりあえず東京カリ～番長さんのチキンカレーを作ってみました。「うまーい！」

その後、いろいろな情報に良くも悪くも振り回されました。

私の場合、水野仁輔さんの本から入門しました。その後、印度カリー子さん、ナイル善己さん、and curryの阿部由希奈さん、鎌倉OXYMORONの村上愛子さん、小宮山雄飛さん、スパイスボックスの斗内暢明さんなどなど読み漁りました。

また日々勉強しながら、いろいろなお店を食べ歩きました。皿を覗いてカレーの中に沈む玉ねぎを見てどれぐらい炒めているかを確認したり、お店の方に質問して材料や調味料、スパイスの使い方など教えてもらったりしました。

その中で、一番印象的だったのは、『人によって作るカレーが違う』ということです。

玉ねぎの量や炒め具合、スパイスの配合、調理の手順など、基本的なところから違いました。

前回、「カレーのストライクゾーン」のお話をしましたが、やはりその通りで、カレーの味のイメージは人によってそれぞれ違います。

このことに気づいてから、私は「自分の好みのカレーとはどんなカレーなのだろう？」と考えました。それでやっと目標ができました。それからは、カレー作りに方向性が生まれて、「うま味がたりない」「トマト感が出すぎている」「酸味を足してみよう」「もう少しサラッとさせたいな」など具体的な課題を見つけることができました。そして、その課題をクリアしていくことで、自分好みのカレーに近づいているという実感を持つことができています。

次回は、『自分なりの基本のレシピを持つべし！』です。