18皿目『鯛出汁豆乳カレー』
鯛の出汁って、あっさりして美味しいですよね。
鯛出汁ラーメンのお店もだいぶ増えてきたように思います。
今回は、鯛あらの出汁と身を使い、そこに豆乳を合わせて、”まろうま”に仕上げた、
『鯛出汁豆乳カレー』です。
鯛出汁は、焼いてから引くことで、香ばしさを出しました。
なので、玉ねぎは火が通る程度に炒めて、食感を残し、具材として活躍してもらいます。
それから、トマトの酸味と香りがグレイビー全体に回ると、鯛の香りや味を邪魔しそうなので、ホールトマトではなく、ミニトマトを使い、口に入れたときに酸味のアクセントになるようにしました。
スパイスは、魚にシナモンとフェンネルの香りを合わせるのが好きなので、その香りが生きるような配合にしました。
最後に色ですが、折角ホールトマトを使わないので、黄色く仕上がるように、ターメリックのみを使いました。豆乳で不透明になるので、いい感じの色に仕上がります。
という感じで、レシピを作ってみました。
【材料 2皿分】
◯カレーの素
・玉ねぎ…1/2 荒めのみじん切り
・ニンニク…1個 微塵切り
・ショウガ…ニンニクの半量 微塵切り
〈ホールスパイス〉
・シナモン(香り)…1本
〈パウダースパイス〉
・コリアンダー(香り)…小さじ1
・クミン(香り)、ガラムマサラ(香り・辛味)、ターメリック(色)小さじ1/2
・フェンネル、陳皮パウダー(香り)…小さじ1/4
◯肉、野菜
・ミニトマト…6こ 縦半分にカット
◯出汁400ml
・鯛あら…一尾分
・水…1500ml←鯛の大きさによって調節
・無調整豆乳…200ml
・昆布…15g←水の量×1/100程度
◯調味料
・塩…小さじ1
・醤油…大さじ1
・みりん…小さじ2
◯あとがけスパイス
・粗挽き黒胡椒…適量
・ピンクペッパー…適量
【作り方】
①鍋に水と昆布を入れて、30分置く。
②鯛のあらを掃除→両面に軽く塩を振り15分置く→ザッと水で洗い、キッチンペーパーでふく→魚焼き器で表面がパリッとなるまで焼く。両面焼きグリルで大体15分ぐらい。
③鯛を昆布が入った鍋にいれ、強火にかける→沸騰する前に、昆布だけ取り出す。→沸騰したら弱火にしてコトコトと20分間煮出す。灰汁はとること。→20分後、ザルで濾して出汁が完成。鯛の身はほぐして、具材として使う。骨で怪我しないでね。
④フライパンに、サラダ油大さじ2と、シナモンを入れて、弱火で香りを油に移す。
⑤シナモンがプクプクしてきたら、玉ねぎ、ニンニク、生姜を入れて、中火で、玉ねぎが透明になるまで炒める。
⑥トマトを入れて、皮の張りがなくなる程度まで炒める。
⑦火を止めてスパイスを入れて、かき混ぜる。
⑧フライパンに、鯛出汁400mlとほぐした鯛の身を入れて、一度強火で沸騰させたあと、弱火で15分間煮込む。
⑨最後に豆乳を入れて、一度沸騰させて火を止めて完成。
盛り付けのときに、カスリメティ、黒胡椒、ピンクペッパーを。