スパイスカレーに合う和出汁を見つけたい!
これまでも和出汁でカレーを作ってきましたが、雑炊のようなあっさりした感じでした。
今回は、スパイスの香りと和出汁の香りがバランスよく両立し、ご飯が進むしっかりした味が濃いカレーを目指したいと思います。
満たしたい条件は、
・香りが強い
・うま味が強い
・味が濃い
です。
今回は、家にある、昆布と混合節とにぼしを使って比較実験をしてみました。グルタミン酸+イノシン酸のうま味の相乗効果を生かし、スパイスカレーに合うのは、どの組み合わせでしょうか?
使用した商品は、以下のものです。
これらの材料を組み合わせて、3種類の出汁を作ってみました。これらの味比べをして、先程の3つの条件を一番満たすものを決めたいと思います。
①昆布+混合節
②昆布+にぼし
③昆布+混合節+にぼし
それぞれ200mlの軟水に規定料の材料を入れます。
冷蔵庫に入れて、一晩置き、材料を濾します。
そして、これらの出汁をかえしで割ります。かえしとは、味醂と砂糖と薄口醤油を合わせたものです。これを合わせることで、条件の味の濃さをカバーできると考えました。
これで完成です。さっそく味比べをしていきます。
まずは、①の昆布+にぼし
・香り…薄過ぎる。
・風味…コクのあるうま味がある。でもにぼし臭さを感じあんまり好きではない。
②昆布+混合節
・香り…節ならではの強い香りがする。
・風味…キレのあるうま味を感じる。しかし、スッと消えてしまい、口の中に残りにくい。少し酸味がある。
③昆布+混合節+にぼし
・香り…混合節の強い香りがするが、少しにぼしの香りもする。
・風味…初めにキレのある混合節の風味があって、にぼしの粘り強いコクが口内に残り、良いバランスがとれている。口がに〜っとなります。
結果です。
迷わず、③が優勝です。
混合節とにぼしは、それぞれの弱点を補い合う名コンビだと感じました。
あと、昆布ですが、うま味量のベースを決める一番大事な存在だと思います。うま味を単純に量で比較して良いものかどうかは定かではないですが、下のリンク先を見てもらえれば、昆布は4桁で、魚介は3桁です。
『うま味を多く含む食品一覧』特定非営利活動法人 うま味インフォメーションセンター
また、昆布によってもうま味量に大きな差があるので、出来るだけいいものを使いたいですね。
さて、次回は、今回の③の出汁を、カレーに合わせてみたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!