時短アイデア『トマト炒め』編
今回は、トマトを炒めるときの時短アイデアを紹介します。
①トマトを炒めるのに時間がかかる理由
②時短アイデア
③最後に
①トマトを炒めるのに時間がかかる理由
フレッシュトマトは、玉ねぎに比べて細胞壁が薄く、ジェル状の部分は細胞壁で守られていない(成熟して軟化している)ので、水分の蒸発にかかる時間がほとんどです。
トマト缶(カット、ホール)は、トマトを水煮しているので、細胞壁や膜は壊れていますが、トマトジュースやトマトピューレが一緒に入っているので、水分の蒸発にかなりの時間がかかります。
②時短アイデア
トマトの場合、水分をいかに速く飛ばすか、が時短の鍵になります。
でも、玉ねぎの回にも述べたように、水分飛ばしは、加熱が一番速いんです。では時短ができないのか、というとそうではありません。
あらかじめトマトの水分を飛ばした製品を使う方法です。玉ねぎのソテードオニオンと同じ方法ですね。
水分をあらかじめ飛ばした製品は、2種類あります。
トマトピューレとトマトペーストです。
トマトピューレのピュレとは、裏ごしという意味です。スーパーなどで売られているものは、「◯倍濃縮」と記載がされており、煮詰められているものがほとんどです。
トマトペーストは、トマトピューレをさらに煮詰めたもので、名前の通りペースト状まで水分が飛ばされたものです。こちらも「◯倍濃縮」と記載されています。非常に濃度が高いので、焦がさないように気を付けて下さい。
両方とも濃縮されているので、使うときは量の調節が必要です。
例えばレシピに「ホールトマト150g」と書かれていた場合、3倍濃縮のものなら50g、6倍濃縮のものなら25gでいいことになります。すでに100g以上の水が省かれていることになるので、かなりの時短になりますね。
③最後に
私は普段から、トマトピューレを使っています。
でも実は、時短目的ではなく、クエン酸が含まれていないトマト缶を探していたときに、たまたま見つけたのがトマトピューレだったんです。
実際、普通のトマト缶に比べて、炒め上がるスピードが全然違いますよ。
しかも、味も気に入ったので、ずっと同じものを使っています。ちなみにその製品はこちらです↓
今回は、カレーの場合の話でしたが、トマトの酸味を活かしたいとか、フレッシュ感を出したいとか、そのときの目的によって、トマト缶、トマトピューレ、トマトペーストを使い分けるのがいいと思います。
では今回はこれで終了です。
ありがとうございました!
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