味見のタイミング
皆さん、カレーを作るときに、味見をしますよね?
今日は、どのタイミングで味見をするかの話をしたいと思います。
アニメとかドラマなどで、味見のシーンがあると、大抵「完成間近」のタイミングが多いように思います。
「ちょっと塩が足りないかなぁ?」と言いながら、塩を少し足して、もう一度味見して、
「まあ、こんなもんか」というイメージです。
つまり、仕上げの『味付けの確認』をしてるんですよね。
僕がスパイスカレー作りをしていて感じるのは、
“玉ねぎの火の通し加減がとてもシビア“
だということです。
玉ねぎをどの程度炒めるのかは、完成形のカレーの味や香りや色をイメージして決めます。
香ばしい香りを付けたければ、メイラード反応を起こすまで炒めないといけないし、甘味をしっかり感じられるようにするためには、飴色になるまでじっくりと炒める必要があるという感じです。
なので、スパイスカレーの味見のタイミングは、仕上げの味付けのタイミングはもちろんなのですが、
『玉ねぎの炒め具合の確認』
のために、玉ねぎを炒めたあとのタイミングにもするといいと思います。
玉ねぎをどの程度炒めればどんな味や香りになるのか、のイメージが持てることが、美味しいカレー、好みのカレーを作るためには、特に大事だと考えています。
これは玉ねぎだけでなく、トマトの炒め具合でも同じことが言えると思います。
是非、試してみて下さいください。