美味しい昆布水の作り方

昆布出汁を煮出して取る場合、いくつかのコツがあり、ちょっと面倒に感じることがありました。

しかし、今回紹介する『昆布水』は、面倒なコツはありません。

「良質な昆布」と「水出しに適した水」を使えば、誰でも簡単に『美味しい昆布水』を作ることができます。

今回の構成は、以下の通りです。

  1. 簡単!昆布水の作り方
  2. 美味しい昆布を選ぼう
  3. オススメの昆布

1.簡単!昆布水の作り方

昆布水に限らず、出汁を取るときには、硬水より軟水がいいです。理由は、硬水の場合、多く含まれるカルシウムが、昆布の成分と化学反応を起こして、苦味や雑味を産み出したり、うま味成分を出にくくする作用を持っていたりするからです。

市販されている天然水を使う場合、忘れずに硬度を確認して下さい。

ちなみに、出汁に使うのに適した軟水の硬度は、30以下です。

〈材料と分量比〉

  • 軟水…100ml
  • だし昆布…2g

①熱湯消毒をしたピッチャーや水筒に、軟水を入れる。

②昆布を5mm程度の細切りにして入れる。

刻んだ方が出汁が出やすいです

③冷蔵庫に、3時間以上置く。

これで、美味しい昆布水が出来上がります。

鰹や煮干も水出し出来ますよ!

2.美味しい昆布を選ぼう

こんぶのくらこんHPよりお借りしました

昆布は、場所によって取れる種類が違い、適した用途も違います。出汁を取るのに適した昆布は、どんな昆布なのでしょうか。

出汁を取るのに適した昆布は、北海道三大昆布と呼ばれる、「羅臼昆布」「利尻昆布」「真昆布」です。ちなみに「真昆布」が最高級です。

この三大昆布にもそれぞれ特徴があって、取れる出汁の風味も変わってきます。

・羅臼昆布…濃厚なうま味と甘みを感じる強い風味を持つ出汁

・利尻昆布…キレのあるさっぱりとした出汁

・真昆布…香りもうま味も甘味のあるクセのない上品な出汁

羅臼はこってり風味、利尻はあっさり風味、中間が真昆布、というイメージでしょうか。用途によって使い分けをすることもできそうですね。

その他、有名な昆布では、例えば日高昆布は柔らかく煮えやすいので佃煮に、ガゴメ昆布は粘りが強いのでとろろ昆布にというふうに使い分けされます。

また、昆布には、1等級から4等級までの区分があります。基準は、厚さや幅、傷の有無、色などです。等級の高いものほど、出汁の出が良いと言えます。

3.よく出汁の出る昆布の選び方

昆布を買うとき、どのように選べば良いのでしょうか?

先程、紹介しましたが、種類によって、用途が変わりますので、まず、「種類」が1つの選定基準になります。

次に、「等級」なのですが、記載されていないものが多いです。

メーカーも、一等なら記載すると思いますので、おそらく記載のないものは、一等未満の物だと判断できます。

ですので、記載の無いもので、できるだけ良い出汁を取りたいなら、分厚く幅の広いものを選ぶと良いです。

〈参考資料〉

『昆布の種類と味の違いや特徴について』白ごはん.com

『昆布講座』こんぶのくらこん

 

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