カレーが酸っぱくなる原因をやっつけろ!

スパイスカレーを作ってみたら、なんだかとても酸っぱくなっちゃった。
砂糖を入れたらマシになるかな?
重曹を入れたらいいかな?
長時間煮込めば消えるかな?
なんてことありませんか?
今回は、酸味を減らす方法についてお話します。
酸味の大きな原因は、トマト缶に保存料として添加されている『クエン酸』です。
酸味を減らすには、この『クエン酸』を減らさないといけません。
方法は、クエン酸の沸点175度以上の温度で加熱することです。
175度で『クエン酸』は、熱分解されます。
完成した時点では、175度まで加熱することはまず不可能です。水分が存在するので、水が無くなるまで100度を大きく超えることができないからです。
なので、調理の途中、トマトを炒める時点で、フライパン内の水分を無くして、高温で加熱できるようにして下さい。
わたしのいつもの場合の調理順で見ていくと、
①玉ねぎを炒める。
②ニンニクとしょうがを炒める
③トマトを炒める
まず③の前に玉ねぎやニンニクやショウガの水分をしっかりとばしましょう。
そして③のトマトも水分がとぶまでしっかり炒めます。ただ、焦がさないように、高温の油と混ぜるようにして炒めるといいと思います。
これで、酸味はだいぶ抑えられると思います。
野菜に蓄えられた水分を蒸発させてしまうのは、なんだか勿体ない気がしますが、一緒に雑味も持っていってくれますので、「ありがとう、ありがとう」と心の中で感謝しながら、しっかり飛ばしてあげて下さい。
ちなみに、私がいつも使うトマト缶は、

↑こちらです。
これはクエン酸が添加されてないんです。濃厚なので、普通のトマト缶を使うときの半量でいけます。ちょっと高価ですが美味しいなので、オススメですよ!
※関連記事『トマト缶とクエン酸』
※関連記事